タイは都会と地方の暮らしは日本以上に大きく異なります。タイ人世帯の収入はバンコクでは約4万バーツ（約14万円）で地方によっては1万6千バーツ（約5万6千円）のエリアもあります。このように大きな差があるのは、働くエリアがバンコクや周辺に集中して地方にはほとんどないことと、タイに進出した外国企業もバンコク中心にあり、タイの企業と比べると賃金が高いことが影響します。
タイの都会の暮らし
バンコクなどの暮らしは、タイ人にとり余裕があるか言うとそうではありません。タイの大手企業や外国企業の大卒の従業員であれば賃金はそれ程低くはありませんが、一般の企業ではそれほど贅沢な暮らしは出来ません。
コンビニやレストランの従業員の賃金は月額1万2千バーツ（約4万2千円）くらいで、その中から生活費と実家への仕送りをしています。また、物価が非常に高いので、アパートを数人でシェアして過ごす人たちが多く見られるのは日本と異なるところです。
タイの地方の暮らし
タイの地方では、収入は少ないものの生活費は都会と比べると非常に安くなります。日本と同様に持ち家が多いため家賃の負担がなく、食べ物は自宅でとれた野菜や果物、お米などが食べられるのでそれほど収入がなくても生活は出来ます。その反面、交通手段がほとんどないので車やオートバイが必需品で、購入費用やガソリン代が都会の生活にはない負担になります。また、日本人が地方で暮らす場合には、タイ語しか通用しない場合が多く、日本の食材を販売しているお店もないため、生活コストは安くても快適な生活はなかなか出来ません。
このようにタイの都会と地方では暮らし方が日本以上に大きく異なります。
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