コロナ禍のバンコクの夜の店の夜逃げ

 

2020年世界中に蔓延した新型コロナウイルスは、タイにも大きな影響を及ぼしました。その中で最も被害を受けたのが夜の店ではないでしょうか。タイの中で夜の店が多く集まるのがバンコクやパタヤ、プーケットなどです。その中で多くのエリアに夜の街があるのがバンコクです。では、コロナ禍の中でバンコクの夜の店の夜逃げはどのようになっていたのでしょうか。

コロナ禍のバンコクの夜の店

新型コロナウイルスが発生して、タイは蔓延する前に厳しい規制を敷きました。規制内容としては生活必需品以外の商品を販売する店舗の営業停止やレストランの店内飲食禁止、夜間外出禁止などが科せられ夜の店が最も影響を受けたと言えます。バンコクの夜の店は商業の中心地のシーロムやスクンビットエリアにあり、これらのエリアにはゴーゴーバーやバービア、カラオケがたくさんあります。夜の店でもゴーゴーバーやカラオケなどは営業を停止されて、バービアで飲食店登録のお店は規制が緩い間は営業が許可されていました。それ以外のお店はお店を維持することができずに、閉店するところが殆どです。夜の店の営業ができなくなった繁華街は灯がともることがなく訪れる人もなく廃墟の街そのものです。その中で一部の店では夜逃げをするところもあります。

夜の店は賃借して経営しているところが殆どなので、そこにはビルのオーナーがいます。資金に余裕があるお店のオーナーでならしばらく状況を見てから再開できるようであればそのまま借り続けることもありますが、人気のある一部のお店以外はそのような余裕もないでしょう。特に、シーロムで日本人客に人気のあるカラオケ街のタニヤでは小規模のお店が殆どで、お店に資金の余裕が十分でないため夜逃げが相次ぎました。お店の契約もいい加減なのでビルのオーナーも夜逃げしたお店のオーナーを探すことができず、銀行などへの返済が滞りビルを手放す人もいたほどです。

このように、バンコクの夜の店では多くのお店のオーナーが夜逃げをしましたが、新たにお店がオープンできれば新しいオーナーがそのままお店を開くのがバンコクの夜のお店の実情です。

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