タイで働く日本人は日本の企業から派遣された駐在員と、自分の意志でタイに仕事を求めに来た現地採用に分かれます。駐在員の場合は人気が終了すれば日本や次の赴任地に移動することになりますが、現地で採用された人たちはその仕事を止まない限り同じところで働くことになります。
タイで就職した人たちの待遇
海外で働く日本人、とりわけ東南アジアの場合は待遇が恵まれていると紹介されている場合がありますが、これは企業の大小や給与基準、福利厚生によるもので一律にそうであるとはいえません。さらにタイで就職した人たちの待遇は大きく異なります。現地のタイ人スタッフよりは待遇は良いとしても、タイで余裕のある生活を夢見てもなかなかそのようにはいきません。
タイでは一部の職種を除き日本人を採用する場合には最低賃金が5万タイバーツ（約18万円）以上と定めていますが、首都バンコクなどでは物価も高くなりそれほど楽な生活はできませんし、駐在員の澄むような高級コンドミニアムには当然住むことはできません。
日常生活
現地採用の人たちのタイでの生活水準は日本の時とそれほど差がない生活なら維持することができます。駐在員と異なりタイの生活に深く入り込むことで、タイ語の習得やタイの習慣に慣れ親しむ人たちも多く見られます。また、タイ人の知人もできやすいのがこの人たちの特徴です。これは、駐在員としてタイに来たことは会社がそのまま移動しただけで、一緒に働く人たちも日本にいた時と同じで日本人だけのコミュニティの中で仕事や性格をすることができます。一方一人でタイに来た人はそのようなコミュニティは元から無くタイの生活に溶け込まなければ生活ができないからです。
このように、タイで働く日本人は駐在員とは違ったコミュニティを作らなければなりません。時には現地でトラブルに巻き込まれた場合でも、1人で解決しなければならない場合もあります。そのようなトラブルに遭遇した場合には、現地で長年調査活動を続けてきた弊社にご相談ください。
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