タイと日本の交流は600年ほど前にさかのぼるといわれています。当時の日本はご朱印船で海外との貿易を行っていましたが、当時のタイの首都アユタヤにはその面影を残す日本人町が形成されました。その後130年ほど前の1887年には日タイ通商条約が結ばれて日タイの交易が盛んになりました。
タイ人と日本人の交流
日本にとりタイは企業の外国での主要な生産起点で、たくさんの日本企業がタイに工場を持ち外国企業数として最も多いのは日本企業です。また、タイに訪れる観光客も多く、年間にタイを訪れる日本人観光客の人数はコロナ禍前で200万人にも達して、日本人にとり人気の国になりました。
一方、タイ人の日本への訪問は、これまでビザなしでは入国できませんでしたが、2週間ビザなしで滞在できるようになり、タイ人にとっても日本は観光で人気の国として年々日本を訪れるタイ人観光客も増加しています。
両国の交流
日本とタイは同じように皇室を持つ国で、皇室同士の交流も盛んにおこなわれていました。
日本人とタイ人はこのような皇室や仕事や観光だけでの交流だけではありません。2011年に起きた東日本大震災のタイからの支援金の金額はアメリカ、台湾に次いで3番目の約20億円です。この金額は経済大国で所得の高いアメリカと比べて発展途上のタイでは大変な金額です。タイにはもともと「タンブン」という徳を積む風習があり、困っている人たちを放っておけない優しい気質の国民です。その前にはスマトラ島沖地震で大変な被災を受けたプーケット島などにも日本から支援金を送るなど、日本とタイの間には友好な歴史があります。
このようなことから、これからの日本の海外との交流においてもタイは重要な国であることは間違いありません。
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