バンコクの日本人同士のお金のトラブル

タイ 調査事例

 

今回の事例は、バンコクに住む日本人が日本人から投資詐欺にあった事例です。

タイのバンコクはアメリカのロスアンジェルスに次いで、世界で2番目に日本人が多く暮らす都市です。在住する理由は、企業の駐在や現地での起業、リタイアして暮らす人など様々です。しかし、その中には日本人同士でのお金のトラブルも起きています。

日本人のAはタイ人の奥さんと一緒にリタイアした日本人が多く住むコンドミニアムの近くで日本食の食堂を営業して、馴染みの日本人のたまり場となり連日数人の日本人客が訪れていました。Aはタイ暮らしが長い様で、新しく移住した人たちも慣れない現地の事で

相談に来ていましたが、お店は決して儲かっているようには見えません。

 

投資詐欺

ある時Aは馴染み客数人に、「タイは日本と違い金利が高いので儲かる」と投資の話を持ち掛けて合計150万バーツほどのお金をAに預けました。ところが、期日になってもさらに儲かると言われてお金を返そうとはしません。不審に思った人たちは、それほど儲からなくてもお金を返してもらいにAの店を訪ねたところ、既に店の備品は運び出され、Aの自宅も何もなくなって、夜逃げされたことに気づきました。

 

調査会社の捜索依頼

 

お金を預けた人たちは、所轄の警察に事の次第を相談に行きましたが、警察も外国人同士のトラブルで動く気配もなく、日本人が経営する探偵社に相談に行きました。

探す手掛かりは、Aの電話番号と奥さんの電話番号そしてチェンマイ県の出身たけで、外国で日本人の人探しは容易な事ではありません。探偵社は現地の情報網を使い、奥さんの電話番号からタイのIDカードの情報を探し出し、奥さんの実家を突き止め、事件の顛末を家族に説明してAと奥さんの居所を見つけました。

Aは初めから騙すつもりで投資話を持ち掛け、夜逃げも計画的だったことを認め、理由は店が儲かってなかったので、日本人なら騙しやすいので嘘の投資話を持ち掛けました。投資したお金の一部は既に使われていたこともあり、お金を預けた人たちは探偵社の契約する弁護士とともに訴訟の準備をしています。

 

海外では、日本人が日本人を騙す事例が多く起こっています。このような事態の時は現地に強いネットワークを持つ弊社にご相談ください。

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