現地従業員の不正調査

 

Aさんはタイに移住してIT関連の会社を起業しました。従業員はもう一人の日本人と残りは現地のタイ人です。二人ともタイ語が堪能でないため、現地での交渉事は現地の従業員任せでした。現地の従業員たちは真面目に働いていたため特に問題はありませんでした。

現地従業員の不正疑惑

しばらくは問題がありませんでしたが、ある時取引額の多いA社から入金がないので確認するように指示しました。台湾人社員からはA社が支払日を間違えていたためすぐに入金すると報告を受けました。しかし、A社以外からも入金がありません。その後、取引先との連絡を担当していた台湾人社員は無断欠勤して、連絡しても電話に出ません。不信に思うAさんは社員の自宅を探して訪問しましたがすでに引っ越した後でした。

弊社への捜索依頼

お金を持ち逃げされたのはと思ったAさんは弊社に社員の捜索依頼に来ました。弊社は被害金額を確認するため取引先を確認と失踪した社員の捜索を開始しました。被害金額は売上のほとんどで、社員の捜索は現地のネットワークを使い、立ち寄りそうなところを調査しました。しばらくして社員の故郷のチェンライで似たような人物を見かけたとの連絡が入りました。

Aさんは現地から送られてきた写真を確認すると社員によく似ているため、名前を確認したところ本人に間違いありません。弊社は警察に連絡して、社員が不正を働き得た金額の返却を求めました。現在は裁判中で、お金はまだ使われてないため、ほとんどは返却されるようなのでAさんは安心しました。海外で、起業する方などは現地の地理や言葉などが不慣れな場合は現地に強いネットワークを持つ弊社にご相談ください。

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